海の森づくり

いつまでも魚が食べられる環境へ

著者:松田惠明
A5判 168頁
ISBN978-4-89531-017-8
定価:本体2,400円(税別)



内容

古来より日本の食文化、重要産業として発展してきた漁業・水産業は、地球環境の悪化やグローバリゼーション、日本人のライフスタイルの変化などのさまざまな要因により衰退の危機に直面している。世界有数の海洋国と呼ばれ、多くの魚介類に恵まれていたはずの日本の海で、いま何が起こっているのか。さらに日本の海洋環境の改善、水産業の復活策として期待され、全国的な広がりを見せる「海の森づくり」運動とは何か。
本書は、漁業経済学者として国内外の水産業問題に携わってきた松田惠明氏が日本の漁業・水産業が抱えるさまざまな問題を提起し、漁業環境の復活のカギとして注目を集める「海の森づくり」について解説。豊富なデータや事例を交えながら、大型海藻の海中林・藻場づくりの重要性と、同氏が代表を務め全国的な広がりを見せるNPO「海の森づくり推進協会」の活動について紹介する。さらに、エコ効果や環境浄化作用、肥料や医薬品への利用、環境教育や社会教育、食育など「海の森づくり」が持つ幅広い可能性について解説した、水産関係者必読の書。


[本書の特徴]

1.日本の漁業・水産業の現状および課題、海の環境問題について、豊富なデータとともに分析。
2.注目を集める「海の森づくり」運動について、国内の成功事例を交えながら藻場の効果や重要性について解説。
3.温暖海域におけるコンブ養殖法のノウハウを図表とともに解説する「コンブ栽培マニュアル」を収録。

目次

第1章 私たちの周りで今、何が起こっているか?

1.魚が食べられないって本当?
2.漁村の衰退は日本沈没に通ず
3.海の環境

第2章 海の森づくりの重要性

1.海藻・海草って何?
2.海の森づくり運動って何?
3.海の森づくり運動.グラミー銀行「海」バージョン.
4.東京ブルーベイ構想
5.課題:生産コストの軽減・生産物の利活用

◆コラム
◆海の森づくり運動Q & A
◆付録「コンブ栽培マニュアル」

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